~ケアマネ・障がい相談支援専門員を育てる「気づき」の場~
先日、私たちドリームケアでは「ケアマネ・障がい相談員の育成」をテーマに、気づきの事例検討会を開催しました。
タイトルにふさわしく、参加者同士が気づきを深め合える、あたたかく、前向きな学びの時間となりました。
■「できていない」を言わない場づくり
今回のセミナーでは、大切にしていること、それは、「〇〇ができていない」といった否定的な言葉は一切使わない。
参加者が自分で「問い」を立て、そこから自分なりの「答え」を見つけ出す。
そんな“気づき型”の学びのスタイルを取り入れています。
ケアマネジャーも、障がい相談支援専門員も、
ただマニュアル通りに動くのではなく、“その人らしさ”に寄り添う支援者です。
だからこそ、自分自身が「気づく力」を育てることが、何よりも大切だと考えています。
■「昔ながらの育成」からの転換
かつては、ケアマネ育成といえば“厳しく指導する”というスタイルが当たり前でした。
しかし、私たちは今、「支援者を支援する」視点を大切にしています。
知識や技術を詰め込むのではなく、
「自分で考える力」「疑問を持つ力」を育てることが、
ケアマネ・障がい相談員支援専門員としての“土台”になるからです。
■講師・稲松さんの明るく楽しい進行
当日は、稲松さんを講師にお迎えしました。
会場は終始、明るく、笑いの絶えない雰囲気。
でも、内容はしっかりと深く、参加者の皆さんもそれぞれに「気づき」の種を持ち帰ることができたようです。
「楽しい」からこそ、「もっと学びたい」につながる。
そんな学びの場を、これからも大切にしていきたいと感じました。
■ケアマネ・障がい相談支援専門員――“自分で考える力”を育てる
私たちは、ケアマネジャーも障がい相談支援専門員も、
単なる制度の担い手ではなく、“人生の伴走者”だと考えています。
だからこそ、ただ「教えられた通りにやる」のではなく、
その人の暮らしや想いに本気で向き合い、
「どう関わるべきか?」を自分の頭で考えられる力が重要です。
■最後に:育てるのではなく、育っていく支援を
今回のセミナーは、参加者一人ひとりの“成長の種”を育む、とても温かい場になりました。
ケアマネも、障がい相談支援専門員も、それぞれの役割や領域は違っても、
「人と向き合う支援職」であることは共通しています。
そんな仲間たちと、互いに学び合い、支え合える機会を、
今後もドリームケアでは大切にしていきます。